Photo of the Day

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2002年7月1日(月) 酒なくてなんの人生かな
ミノルタ・DiMAGE 7i
(7・7i の、あのボディスタイルは、ぼくはどうにも馴染めない。もうちょっとやりようがあったんではないかと考えるわけですよ。まず、ボディがマグネシュウム合金製であることを手に持って、そうか、と感じる人がはたしてどれくらいおるであろうか。じつにもったいないと思う。だがしかし、7i はいいカメラであります (7のほうではない) 。同じようなレンズ一体型一眼タイプの500万画素デジタルカメラの中ではイチバンのおすすめ機種)



さあてと、今週はぷわぷわしてちゃおられない。今週中にいくつもやらなくちゃならんことがあって、気を引き締めて取りかかろうと、まあ、かように考えておるんですが、いやはやどうも自信がないなあ。…大丈夫だろうか。そこで、元気をつけるためにと、夕食にビールのあとおいしいワインを飲んだ (銘柄不詳) のがいけなかったのか、フットボール決勝戦のTV中継がウルさいなあ、と思いながらあっというまに昨夜は寝てしまった。お医者さんには「いい加減、お酒をやめなさいね」と言われ続けてるんだけど。
2002年7月2日(火) 
2002年7月3日(水) さぁメインスイッチをONにして頂戴
フジ・FinePix F401
(FinePix シリーズは、とくに若い女性に人気があるんだそうだ。なんとなくわかる気もするが、でもしかし考えれば考えるほどよくわからない。なぜ人気があるんだろうか。いや、デキのよくないカメラなのに人気があるのが奇妙だと言っているのではなく、あまりにもオーソドックスで当たり前すぎるようなカメラなのにねえ…、うーんっ、だから人気があるのかもしれないなあ、オジサンにはそのヘンのことがよく理解できない)



F401を始めて見て手にしたら、きっと、メインスイッチはどこにあるんだろうかと探しまくって結局わからずお手上げ状態になると思う。ま、このF401をカメラ屋さんなどで見かけたらスイッチをONにしてみて下さいよ。ぱっ、と手にしてすばやくメインスイッチの場所を探し当てたら、アンタ、大変なヒトですよ。でも、いったんスイッチの場所とONの方法を知ってしまえば、二度目からはゼッタイに戸惑うことも間違うこともない。そんな不思議なメインスイッチ。
2002年7月4日(木) LUMIX・LC5 と DIGILUX 1
パナソニック・LUMIX DMC-LC5
(パナソニックは、デジタルカメラでライカと“技術提携”してLC5をベースにしてライカブランドの「DIGILUX 1」を作った。LUMIX LC5 と DIGILUX 1 との違いは、外観スタイルとファームウエアのみ。そのDIGILUX 1がようやく国内販売されることになったがたったの千台)



ライカ・DIGILUX 1 は6月下旬の発売予定だからもうすでにきっと売ってるのだろうけれど、聞くところによると、あったり前でしょ売れてしまって一台もないよ、とのことであります。ほんとかいなぁ…。と言うことを聞くと、がぜん、欲しくなってしまう人はビョーキです (ぼくも少しそのケがあるけど) 。

ところで、こんなことしてられないんだけど「CAR of the Weeks」を久しぶりにアップデートしましたよ。ルノー・キャトルだけのヨーロッパでのスナップ。ぼくの気分転換。
2002年7月5日(金) 
2002年7月6日(土) ミニ・デジタルカメラ
ソニー・Cyber-Shot U10
(ソニーの超小型の130万画素デジタルカメラ。とくべつぼくの手が大きいということはないと思うけどホレこんなに小さい。手のひらの中にすっぽり隠れてしまうほど。単4型乾電池2本とメモリースティック込みで100グラムちょっとだから、とっても軽い。単焦点レンズ内蔵でAF対応、マクロ撮影時にも切り替え操作なく10センチまで近づいて撮影が可能)



カシオのEXILIMのライバル、か。薄いEXILIM、小さいU10。
写真で見るより、実物を手にして見ると、おおっこんなにちっちゃいのか、と思うでしょうね、きっと。ぼくもそうでしたから。液晶モニターが小さくて少し見づらいのが欠点と言えば欠点か。でもパソコンでその撮影画像をディスプレイに表示させてみると、おおっこんなにキレイに写っていたのか、とこれまた、そう感じることでしょう。
2002年7月7日(日) 自分の感受性くらい
ソニー・Cyber-Shot U10
(人間の眼はそうなんだけど近いところも遠いところも見ただけで瞬時にピントが合う --- ぼくみたいに老眼傾向が強くなってくると必ずしもそうとは限らないけど。カメラも眼と同じように近くも遠くもカメラをそれに向けるだけでピントが合わせられるのが理想だと思う。マクロレンズに交換したり近接撮影モードに切り替えたりするのが当たり前、というのはやはりおかしい。このU10は、そうした理想に近づいて至近10センチから無限遠まで自由自在にピントを合わせてくれる)



ぼくだけがそう感じるのではないようで、昨日もその話を知人としていたのだが、世の中の動きが最近とみに高速化してきて「変化が激しい」と。以前はものごとの変化がもう少し、ぼくたちが考えたり感じたりするごく通常の速度に近かったような気がしていたのだが、近頃、いろんなことが、勝手放題に目が回るほどのスピードで変わっていっているようだ。
そうした変化に適応させようとぼく自身も自然の成り行きとしてガンバッテきたわけだが、いや、はたしてそれでいいんだろうかと思うようになった。もっとマイペースを堅持して (別に意地になることもないんだけど) 周りのことに対処するようにしたほうがいいんじゃないかと。茨木のり子さんの詩集「自分の感受性くらい」や「倚りかからず」などを読んで、ま、つらつらそんなことを考えてしまいました。
2002年7月8日(月) 昨日の、東京の夕焼け
ニコン・D100+AiAF 18〜35mmF3.5〜4.5D
(ぼくの気のしすぎかもしれないけど、やはりAFでのピント合わせが気になる。とくに大口径レンズで近距離撮影の時、ほんとにピントがきちんとあってるのかなあ、と撮影中も心配でならない。どこか頼りなげなD100のピント)



本日は日記モード。久しぶりの気持ちのいい朝であります。東京は快晴。4時に起床。いつものようにコーヒーを飲んで、カメラを持って (たまたまだけど、フィルムカメラやコンパクトデジタルカメラなど4台) 、恵比寿近辺をぶらりぶらり、そして六本木。現像所に寄り道して事務所。さて、これから横浜に撮影取材であります。

昨夕。きれいな夕焼け空を恵比寿のアパートの屋上からぼんやり眺めていました。
2002年7月9日(火) フィルムカメラの撮影は、これまた楽し
ペンタックス・Optio 430 RS
(Optio 430の後継機種、というよりも、マイナーチェンジ機種、いや、バージョンアップ機種、かな。CCDは430も430 RSも同じ (はず) 1/1.8inch型の413万画素。Optio 230に採用された3D撮影機能などが加わったほか、あれこれ画像処理も見直された。そうだ、ボディ外観のスタイリングが“わずかに”変更された。すっきりしてカッコよくなった)



久しぶりにフィルムを使って思う存分の撮影。気持ちよかった。フィルムカメラも好きだけど (デジタルカメラよりもフィルムカメラのほうがずっとずっと好き、大好きだなあ) 、昨日のような、くわっ、とした暑さも好きだ。久しぶりに気持ちのいい汗をかいて、ウマい生ビールを飲んで、また歩いて撮影をして、フィルム交換をして、10数本持っていったフィルムがすぐになくなってしまった。
本日は千葉方面にチト撮影に。晴れてくれればこれまたウレシ。
2002年7月10日(水) ガラガラの東京湾アクワライン
ペンタックス・Optio 330 RS
(430の後継機種が430 RS で、この330 RS は330の、同じく後継機種。330 RS は、430/430 RSと同じ1/1.8inch型の同サイズのCCDを採用した300万画素機種。430 RS が9万円、330 RS が8万円の標準価格。実販価格では5千円ぐらいの“差”しかないようで、ならばこの際、ちょっと奮発して430 RS がおすすめ、かも知れない)



東京湾アクワラインを走って (ぼくはクルマの運転が好きじゃないから同行者にお願いをしてナビシートにふんぞり返っていただけだけど) 千葉県に、昨日のあの暑い日にいった。何度通ってもアクワラインはガラガラで、ずーっと前後とも他のクルマが見えないということもたびたび経験している。ほんとバブリーな道だよなあ。
富津の港に寄ったり潮干狩りの様子を眺めたり、とあるテーマパーク (ここもアクワラインに負けずとも劣らぬ閑散空疎) に入って、強い直射日光でぐったりする直前のバラの花を (も) 撮影してきました。
2002年7月11日(木) 
2002年7月12日(金) さあ仕事だ
ソニー・Cyber-Shot DSC-U10
(起動時間が速いというのも使っていてU10の楽しいところ。電池のモチを長くする使い方のコツは頻繁にメインスイッチをON/OFFして、とにかく液晶モニターをつけっぱなしにしないことなのだ (これがイチバン電気を喰う) 。でも、メインスイッチをONにしても起動にトロトロしてさっさと撮影ができないカメラはそうした使い方ができにくくONのままということも多く、だから電池の消耗も激しい)



今朝も早よから事務所でお仕事。いい天気なのにねえ。昨日、懸案の厄介な仕事をひとつ片づけてほっとしたつもりが、さあ、今日の昼までに二つ片づけて…至急送らなくではならぬ。で、午後はひとつ打ち合わせをして、それが終わったらちょっと出かけなきゃイカン。というとえらくいそがしそうに見えるでありましょうが、いやね、だだ、ぼくがやりたくないことを後回しにしているだけであります。
2002年7月13日(土) クローズアップ撮影
ペンタックス・Optio 330 RS
(330/430シリーズのマクロ撮影はズーム全域でマクロ撮影ができない。いやちょっと言い方が正しくない。マクロモードでズームはできるのだけど、それはデジタルズーム。つまり光学的には広角側だけのマクロ撮影なのだが、それだけじゃあナンなのでということで、デジタルズームの機能をつかって“よりクローズアップ”ができるようにした。最短撮影距離は変わらないけれどデジタルズーム撮影をすればとうぜんながら画質は少し落ちてしまう)



デジタルカメラを使ってマクロ撮影、つまり近接クローズアップ撮影を楽しんでいる人はとっても多い。フォトコンテストに応募してくる写真も花や虫をクローズアップした写真がダントツに多い。とくにコンパクトデジタルカメラがレンズの特性上、近接撮影が容易にできるようになったことと描写性能がいいこと、さらには液晶モニターのおかげでパララックスのほとんどない画像を見ながらフレーミングできるからだ。ただ、こうしたマクロ撮影は (ほとんどの機種では) 通常撮影モードから切り替え操作をしてマクロモードを選択する必要がある。でも最近のススんだ機種には、マクロモードの切り替え操作をせずとも無限遠距離から至近距離まで自由自在にいつでも好きなときにピントを合わせて撮影ができる機能を備えている。将来的にはきっとすべてのデジタルカメラがこんなふうになることだろう。
2002年7月14日(日) 
2002年7月15日(月) ファームウエアのバージョンアップ
カシオ・EXILIM EX-M1
(ウルトラ薄型のEXILIMにはMP3再生機能や音声録音再生機能を備えたM1と、そうした機能を持たないS1の2種類がある。価格差は約1万円。デジタルカメラを“広く”楽しもうとするなら39800円ではあるが、ぼくはM1のほうが価値はあると思う)



このEXILIMの「不具合」を改善したファームウエア (画像処理やカメラ動作のためのプログラム) がカシオのホームページにアップされた。改善内容はそれほどたいしたことはないけれど、ま、一応バージョンアップしておこうとダウンロードしようとしたんだけど、その前にまずユーザー登録をしなさい、と警告がでる。そのユーザー登録するための質問項目というのがこれまた徹底していて、カメラのシリアルナンバー問い合わせはまあいいとしても、住所や名前や生年月日やメールアドレスやらなにやかんやと子細に記載しないと登録はできないし、だからファームウエアのダウンロードもできませんのだ。なんでそこまで身元調査するんだろうか、と。で、結局めんどうになってやめちゃいました。
2002年7月16日(火) デジカメ? デバカメ?
ソニー・Cyber-Shot DSC-U10
(U10は130万画素の単焦点レンズ内蔵デジタルカメラ。大きさはゼーンゼン違うけれどキヤノンのA10も同じく単焦点内蔵の130万画素機種である。U10はその小ささがなんと言っても最大の魅力で、こうしたデジタルカメラで画質を云々するのはある意味ナンセンスなのだけれど、A10の画像と比べると、うーむもうちょっとなんとかがんばって欲しかったなあと思いました)



以前にも書いたような気がするんだけど、デジタルカメラのことを「デジカメ」と表記するハナシ。ぼくは書くのはもちろん口にすることもいたしません (原稿を渡したあと編集の方が勝手に書き換えてしまうことは仕方ないけど) 。原稿を書くとき、デ・ジ・タ・ル・カ・メ・ラ、とたくさんのキーを押さなくてはならぬけれどそれでも、デジカメ、はいやですなあ。デジカメなら、あんた、銀塩カメラはギンカメか?、アナログカメラはアナカメか?。こうなると、デジカメなんかデバカメなんか、わけがわからんようになりまっせ。と、本日はどーでもいい話をしました。
2002年7月17日(水) 
2002年7月18日(木) 雨、あがる
ペンタックス・Optio 330 RS
(330 RSも430 RSも約11MBのメモリーを内蔵させている。と、エラそうに書いているけれど今日の今日まで知らないで使っていた。なぜ気付いたかといいますと、メモリーカードを入れないでスイッチONしても“カードが入ってないぞ”の警告が出ない。おやっと思ってシャッターを切ってみると写る。で、おもむろに使用説明書を読んだ、というわけであります。VGA (640×480pixel) の画像なら40カット以上保存しておける)



清里方面へ渓流と滝の撮影に行ってきた。昨日のこと。台風が行った翌日だから晴れる“予定”だったんだけど、途中、高速道路で猛烈な雨が降り出して「こらアカンなあ」と諦めかけてたが、向こうに着いたらともかく雨がやんだ。どんより曇ったままだったけれど雨のあとの沢沿いの道はすがすがしくて気持ちがよかったぞ。吐竜の滝を見たあと、千ヶ滝で水しぶきと雨 (また降ってきた) でびっしょりになりながら少し撮影、その後、宮司の滝に向う。30分ほど苦労して歩いたが道が途切れてギブアップ。じゃあ、大滝だ、と行ってみたが急峻な坂道を下っていくのを見て「おお、この道をまた登らなきゃいかんのか…」と怖じ気づいて、はい、本日の撮影はこれまで。
2002年7月19日(金) デジタルフォトジャーナリズム展
フジ・FinePix S2Pro+シグマ・100〜300mmF4
(レンズ交換式デジタル一眼レフカメラの600万画素クラス3機種の中では --- S2Proを600万画素クラスというのには異論もおありでしょうけれど、ま、このさい難しいことは抜きにして --- 画質だけにかんしては総合的に判断して、1がこのS2Pro、2がEOS D60、3がNikon D100、というのがぼくの個人的な“好み”でありました)



ぜひ見に行きたい、と思っていたデジタルフォトジャーナリズム展 (横浜・日本新聞博物館、7月28日まで) にようやく行ってきました。いやあ、おもしろかったです。新聞社がフィルムカメラ (アナログ画像) からデジタルカメラ (デジタル画像) に移行しつつある現状を比較しながら特別展示しているんでありますが、なかなか濃い内容でした。ぼくにとっては“情報満載”の展示でした。あちこちに書かれていたコメントに、現場の人たちのとまどいやら勘違いやら的確な視点などが入り交じっていて、それを読んでいるだけでも楽しかったであります。開催期間が残りわずかですが、必見、ですねえ。
2002年7月20日(土) 自分撮り液晶モニター
ペンタックス・Optio 230
(液晶モニターがクルリッと回転する方式の --- 上下方向に角度は変えられない --- 200万画素カメラ。液晶モニターを回転させるとその画面が被写体側に向くわけで、すると、まあ、つまり“自分撮り”ができるというわけです。Optioシリーズの中では色調・画質とももっともナチュラルでぼくは好きです。ただし赤色の被写体が苦手…)



梅雨が明け、た、と思う。いい天気であります。でも、今週末から来週末までは地獄のような日々が待っている……。いや、まあ、そんな明日からのツラいことを考えてうんざりしてもしようがないので、ぱーっと元気にいきましょう。というわけで本日は海の記念日でありまして横浜で花火大会があって、それを見に行く予定。見る、といっても川崎あたりから遠望するだけですが楽しみです。飲み過ぎないように、ね。
ところで、毎年、今ごろになると事務所の向かいの大きな庭から蝉の声がジンジン聞こえてくるのだが、今年はどうしたんだろう、とんと鳴き声を聞かない。
2002年7月21日(日) 
2002年7月22日(月) F11、3秒、ISO200
フジ・FinePix S2Pro+シグマ・100〜300mmF4
(撮影中、ぱたりっ、と電源が落ちた。フル充電した単3型ニッケル水素をセットしていたのに不思議だなあ、と新品のアルカリ乾電池に交換したが、でもウンともスンと言わず。わけが分からぬまま撮影中断して機材交換。帰宅後、調べてみるともうひとつの“補助バッテリー”123Aのほうがダウンしていて、これを抜いてみると (つまり単3型乾電池だけで) ウソのように復活起動する。ふたたび、そのダウンした123Aをセットしてみるとまったく起動せず)



川崎からの横浜花火大会を遠望。
少し風があって運良く (こちら側から見て) 横方向に吹いていたため煙が流れてくっきりと見えた。絞りはF8からF11ぐらいにして、シャッタースピードは2秒から4秒までいろいろ変えて撮ってみましたが、どれもまあ、同じようなもの。花火撮影はシャッターを切るタイミングとフレーミングで決まるんではないでありましょうか。と、まあ、エラそうなことを言えるような写真ではありませんが。
2002年7月23日(火) 
2002年7月24日(水) D100起動時間高速、わが作業起動時間低速
ニコン・D100+AiAFニッコール24〜35mmF3.5〜4.5
(D100の起動時間がメチャクチャ速い。メインスイッチをONにして、即、シャッターが切れる、といった印象。驚いた。じーっと待ってなくともよい。いったい、なにがどうなってるんだろうか…。まるでフィルムカメラの感覚。デジタルカメラはこうした起動時間が遅い、というのが“定評”だったのだが、考えをあらためなくちゃあ)



もうなにがなんだかわからぬほどいろいろ立て込んでいて、しかし仕事がいっこうにはかどらない。今日は早朝からクルマで軽井沢、長野に撮影。カメラ、レンズ、フィルム、メモリーカードいっぱい。天気悪し。気分メイル。戻ったら原稿書きワンサカ。パソコン絶不調。汗出る涙出る。胸詰まる。昨日3時半起床、今朝4時起床。なにやってんだかねえ。ぶつぶつ、ぶつぶつ…。
2002年7月25日(木) 
2002年7月26日(金) 
2002年7月27日(土) 恵比寿駅前・Bon-Dance
フジ・FinePix S2Pro+AiAFニッコール24〜85mmF3.5〜4.5
(S2Proの感度設定はISO100からISO1600までだが、メーカーが推奨する基本感度はISO200。ISO100でももちろん不満のない画像が得られるのだが「ちょっとハイライト部の描写がキツくなる」とのこと。ぼくはブレ防止のためもあってISO200で撮影を続けている。もちろんこの写真ような条件では積極的に高感度を選ぶし、これはISO1600で撮影したものだがフィルムのISO1600よりも“高画質”な仕上がりにおどろく)



いろいろトラブルもあって、徹夜。それでもまだ片づかぬ仕事を一時中断して、猛暑の中、ピントの合ってくれないコンパクトデジタルカメラ数台でモデル撮影。モデルさんにウチワで扇いでもらいながら撮影を、まあなんとかすませて、事務所に戻りふたたび続きに取りかかる。カレーパン一個と牛乳を飲んだだけで丸一日過ごしまして、ぐったりして恵比寿駅を出ると盆踊り。今年はもの凄い人出で通り抜けるのさえタイヘン。

また来週も徹夜しなきゃいかんのかなあ…。
2002年7月28日(日) 
2002年7月29日(月) ニコンの、次の手ぶれ補正レンズ
フジ・FinePix S2Pro+AF VR ニッコール80〜400mmF4.5〜5.6
(この写真はじつはピンボケであります。リサイズして少しシャープをかけておりますから、そのボケ具合はよくワカランとは思いますが、しかしかなりのピンボケです。S2ProのAFモードをコンティニアスAF (C) にセットしたんだけど動体予測AFがウマく働いてなかったようだ)



FinePix S1ProがF60をベースにしていたため最新型のニッコールレンズ、たとえば超音波モーター内蔵や、この80〜400mmのVRレンズなどを使うことができなかったのだけど、F80をベースにしたS2Proではそうした制限がなくなって“ほとんどの”ニッコールレンズが自由に使用できるようになった。でも、80〜400mm VRレンズとS2Proと組み合わせると、どうもなんだか、奇妙なアンバランスさを感じてしまいました。
ところで2月に発表されたままのニッコール80〜200mmF2.8の新型VRレンズは、いったいどうなってるんだろうか。なんの噂も音沙汰もない。
2002年7月30日(火) 弟、優秀、兄、面目なし
カシオ・QV-R4
(3倍ズームレンズ内蔵の400万画素カメラ。レンズとアレとコレはペンタックス。でも外観デザインとアレとコレはカシオ独自のもの。つまりペンタックスのOptio 430 (RS) との“義兄弟機種”と考えてもよいのだが、R4が後発だからこれを弟だとすれば、この弟、兄の430よりも、ぐんと良くできているのだ。兄の面目丸つぶれ、とは少し言い過ぎか、…すまん)



R4もOptioも、起動時間がもう少し速かったら申し分ないんだけどなあ。とくにこのR4は、いったん起動してからの操作性が良いもんだからなおさら起動時間の遅さが目立つ。もう、あと半分、すいっと速ければなあ。
ところで速いといえば、このR4、シャッタータイムラグ --- シャッターボタンを押し込んでから露光されるまでの時間 --- が、1/100秒という“驚異的な”高速なのだ。シャッターボタンを押す側の、つまり撮影者のタイムラグ (おおっと感じてから指が動作するまでの時間) を加えたとしても、感じたときに感じたように写せるはずだ。どんなシークエンスになっているんだろうか、聞いてみたいけど、教えてくれないだろうなあ、きっと。
2002年7月31日(水) フジとオリンパスの新型記録メディア
オリンパス・CAMEDIA C-720 UZ
(前モデルのC-700 UZは1/2.7インチ型CCDだったが、このC-720 UZは1/2.5インチ型CCD。700のCCDがソニー製、で、720のほうは松下電器製、と思う。この松下電器製 (と思う) のCCDはなかなかデキがよくて、ちょっと意外でありました)



オリンパスは、当初からフジと並んでスマートメディア (SM) カードを使い続けてきた。一部の機種ではCFカードとのダブルスロットを採用したものもあるが基本的にはメモリーカードはSMカード。このSMカードはあれこれ問題もあって (詳しい話は省略しますけど) その先行きはだいぶ前から曇っていて、その代替えメディアがどんなものになるだろうかと興味津々であったのだが、とうとう昨日フジとオリンパスから新型メモリーカードが正式に発表されました。これにより、SMカードを使用するデジタルカメラは、おそらく、出てこなくなるでしょう。
新型メモリーカードは、xDピクチャーカード。2センチ×2.5センチというちっちゃなメモリーカードで厚みは1.7mm程度。とりあえず128MBまでが発売され、来年以降に512MB、…、何年かのちには8GBまでロードマップに予定されているようだが、でもなんか、絵に描いたモチ、のような気もしないでもありませんけどねえ。というのも、そもそもね、メモリーカードの将来というものは…、いや、話が長くなるから、今日はここまでにしておきます。

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