Photo of the Day
バックナンバー
2006年4月1日(土)
2006年4月2日(日)
2006年4月3日(月)
2006年4月4日(火)
2006年4月5日(水)
2006年4月7日(金)
2006年4月8日(土)
2006年4月9日(日)
2006年4月10日(月)
2006年4月11日(火)
2006年4月12日(水) がんばりましたねえ、ペンタックスは
ペンタックス・Optio T10 春に発表したペンタックスのコンパクトデジタルカメラの新製品はどの機種も ―― A10、T10、W10、M10 ―― おおいに注目であります。イイです。それぞれの機種のコンセプト、狙いが明確明瞭です。わかりやすい選びやすい。昨年までの、霞のかかったような曖昧模糊とした、いったい誰に売りたいのかナニが特徴なのかがわかりにくい商品コンセプトとは大違い。ハタで見ているだけでもスカッと気持ちがよくなるほどであります。A10はCCDシフト方式の手ブレ補正機構を内蔵した3倍ズーム800万画素、T10はタッチパネル方式の3インチ型モニターを搭載した3倍ズーム600万画素、W10は水深1.5メートルまでの防水性を持つ3倍ズーム600万画素、そしてM10はたった2本の単3型リチューム電池で最大900カットも撮影ができる3倍ズーム600万画素のカメラだ。ぼくなどはこの中からどれか一台を選べといわれても困ってしまうほどでどの機種も欲しい。4機種ともみんなすごく欲しい。その4機種をTPOで使いわけたい…。
この4機種の中でもっとも気に入って愉しんで使っているのがT10だ。いやぁおもしろいですよ、このカメラは。なんと言ってもタッチパネル方式の操作がいいんですね。いちおうちっちゃな操作ペンが付属されておりますけれどそんなもんイラんです。指先ひとつあれば充分。人差し指でも親指でもチョイっと押せばモードが設定できます。カンタン、スピーディー、イージー。と、ちょっと誉めすぎですが、それはわかっておる。メニューの表示デザインや階層の深さ、などなどまだ改善の余地は大いにありますけど、ま、いいじゃないかソンなこと。で、ぼくがT10でもっとも愉しんでいるのが「お絵かきモード」であります。撮影した写真画像にペンであれこれ“落書き”ができる (もちろんカラーも太さも選べる) のがそのモード。ソンなもんPCでペイントソフトを使えばできるじゃないか、そもそもソレが写真と言えるのか、なんていう人はなーんにもわかっとらんのだよ。観念論者の頑固アタマ。デジタルカメラのおもしろさの一つはリアルタイム性なのだ。その特性をいかんなく発揮しているのがこれ。いま写した画像に、いますぐに、その場で“落書き”をして仕上げられるのだ。写したばかりのインスタント写真に油性カラーペンで“落書き”して愉しんでいる女子高校生たちの気持ちがよーくわかるよねえ。
というわけで多忙でした。撮影したり原稿書いてたり飛行機に乗ったり佐賀県の端っこで路頭に迷ったり初めてみそ煮込みうどんを食べたり新幹線に乗り遅れたりカゼをひいて寝込んだりセミナーでおしゃべりをしたり天気がよくなったので3ヶ月ぶりにフェラーリのエンジンをかけたり締めきりを守れなくて謝ったりしてました。
2006年4月13日(木)
2006年4月14日(金)
2006年4月15日(土)
2006年4月16日(日) アルカリ単3で約220枚
ペンタックス・Optio M10 アルカリの単3型乾電池たった2本でも約220枚の撮影ができる。これがM10のひとつのセールスポイント。もうひとつ、低価格、ということも特徴のコンパクトでもあります。アルカリ乾電池のほか、同じく単3型のリチューム電池なら900枚も撮影ができるという。このM10の前のモデル、同じく単3型を2本使用するS60は (とはいっても現行で売っているのだけれど)、アルカリ乾電池でたった30枚しか撮影できなかったそうだから、このM10の220枚の数値はもっともっと驚いてあげてもいいでしょう。
1/2.5型の618万画素 (総画素数) のCCDで35〜105mm相当の3倍ズームレンズを内蔵液晶モニターはS60と同じく大きな2.5型 ―― S60は1/2.5型CCDだが総画素数は636万画素で、レンズも少し違う ―― 。電池なしでの重さが120グラムで、なおかつボディサイズもとってもちっちやい。大袈裟じゃなくジーンズの後ポケットに入れておいても気にならない。写りはというとこの低価格で、いやあ、これくらい写ればもうじゅうぶんじゃあないのかなあ。
いうまでもなく、この30枚や、220枚とか900枚とかの撮影可能枚数の数値は、CIPA (カメラ映像機器工業会) の測定規格にのっとっておこなわれたもの。俗に「CIPA電池寿命測定法」とも呼んでいるものだ。ざっとした手順を言いますと ―― 詳細はもっともっとややこしいし、以下の手順はは少し不正確の恐れもあるけれど ―― 、テストするときの温度は約23度cで、電源ONにしてから30秒ごとに1枚の撮影を続ける。液晶モニターは常時点灯。ズームレンズ内蔵カメラの場合はワイド端からテレ端までズーミングをしてから1枚ずつ撮影を繰り返す。内蔵フラッシュは撮影2回に1回フル発光する。そうして10枚撮影をしたらいったん電源をOFFにして、再び同じことを繰り返す。
これに対してぼくなどは通常、ほんとに必要なとき以外はフラッシュなど使わないし、撮影するときだけ電源をONにして撮影が終わればすぐにスイッチをOFFにする。フレーミングして撮影するのにほとんど数秒だし、いつまでも必要もないのにモニターをつけっぱなしなどしない ―― 液晶モニターを常時ONにしておくのが電池消耗にいちばんコタえる、電池を長く持たせたいなら頻繁に電源のON/OFFを繰り返すのがよろしい ―― このぼくの撮影のやりかたなら、たぶん、アルカリ電池220枚という数値以上にもっともっと撮ることができるんではないでしょうか。
2006年4月17日(月)
2006年4月18日(火)
2006年4月19日(水)
2006年4月20日(木) WiFi機能のないP4のほうがおすすめです
ニコン・COOLPIX P3 ニコンのコンパクトカメラを使うたびに ―― フィルムコンパクトのときからだけど ―― 一眼レフカメラのまとまりの良さとは違ってナニかへんだよなあ、少しズレてるよなあ、という印象がまとわりつく。最近のデジタルコンパクトは外観のデザインが少しすっきりと格好良くなってきて“見た目”はすこぶる好印象なのだけど、しかし使ってみると「おおっ、やっぱりニコンいつまでたってもニコン」てな感じがしてしまう ―― いや、ニコンファンにとってはコレがいいのかもしれない、これだから、そこそこ売れているのかもしれないのだけど。どんな“感じ”かというととにかく、おカタい、のだ。ガンコ、とでも言えばいいのか。まるで、ちょんまげをして袴をはいてそのへんを堂々と歩き回ってる、てな感じがしないでもない。
ぼくは西大井にあるニコン社内についてナニも知らないんだけど、カメラを見て想像するに、品質保証の担当者がまるで小姑のように些細なことまであれこれ口出しをし指摘をしすぎるんではないかと。一眼レフカメラと同じレベルの“品質”をコンパクトカメラにまで求めて、厳しすぎる指摘と改善を要求しているんではないだだろうかと感じてしまう。手をヌケとは言わないけれどもう少し肩のチカラを抜いてコンパクトデジタルを作れば、もっともっと魅力的な製品に仕上がるのではないかなあ、とエラそうなことを考えております。
1/1.8型の800万画素CCDを使って36〜126mm相当の3.5倍ズームレンズを内蔵。このクラスのコンパクトでは初めて (たぶん) 手ブレ補正 (VR) を搭載しております。このVRは良く効きます。カメラを持っているひとが、揺れるクルマや電車に乗って外の風景をブラさずに写せる「アクティブモード」を備えていることが、このニコンのVRの特徴でもあります。露出は、これまたニコン的でして、全体的に (とくに低輝度被写体のとき) 露出アンダー傾向がありました。高ISO感度の画像は、もう少し切れ味、解像感を残す方向に絵づくりしたほうがいいように感じました。なお、P3はWiFi内蔵モデル、P4はソレがないモデルで中身はまったく同じ。おすすめは文句なしにWiFiのないP4がイイです (詳細は省略) 。
2006年4月21日(金) ISO1000とISO800の違い
ソニー・Cyber-Shot DSC-T30 T9と同じレンズを使っております。T9は600万画素だけどT30は720万画素、液晶モニターのサイズがT9は2.5インチ型、このT30は3.0インチ型。電池はT9は薄型のタイプT (2.4Wh) からT30では倍ほどの厚みのあるタイプR (4.2Wh) になって撮影可能枚数が増えた。液晶モニターと電池の大型化により、だから、ボディも大きく分厚くなった。さらにISO感度の連動範囲が、T9ではISO80からISO640までだったのに対して、T30ではISO80からISO1000までに広がった。つまり光学式手ブレ補正と高ISO感度の二つを活用して「ダブルでブレない」というわけだ。
ISO800もISO1000も、その画質はあまり感心しませんでした。ノイズが多いか少ないかと単純な質問に答えれば、多い。カラーノイズ。多い上に解像感がない。このへんの処理をもうちょっとがんばって欲しかった。キヤノンのIXY DIGITAL 800 IS、オリンパスのμ720SW (このカメラは注目です、ヘビーデューティーなのに予想外に画質がよろしい、良いカメラです) 、そしてリコーのCaplio R4などと一緒にISO800での高感度画質の比較をしてみましたが、これらの中で800 ISの画像がダントツの切れ味、解像感がありました。ノイズのツブも揃っていてきれい。μ720SWもなかなか良かった。その点、T30はちょっと…でした。でもちょっと補足。T30はISO80からISO400ぐらいまでで撮影するなら、これはこれでなかなか良いカメラでした。
でも、このT30は「ISO1000の高感度」をウリのひとつにしています。このことに感心しましたね。セールストークがさすがソニーでウマい、わかりやすい。ISO800とISO1000なんて1/3EV程度しか違わず、そもそもこのクラスのデジタルカメラで1/3EVの感度の違いがどれほど実際の撮影に影響があるか、ですね。でも、ISO1000っ、て聞いたら、おおっ高感度だ、と思ってしまいますよね。
2006年4月22日(土) もうひとつ魅力に欠けるよなあ、残念だけど
キヤノン・PowerShot S3 IS 残念ながらいまとなっては、イマイチ魅力が感じられないカメラとなってしまいました。このテのカメラに依然人気のある海外市場を睨んだ機種なんでしょうね。似たような機種としてパナソニックのLUMIX DMC-FZ7、ソニーのCyber-Shot DSC-H5があります。その2機種とのもっとも大きな違いは、S3 ISだけが液晶モニターが自在に動かせるバリアングル方式を採用していることでしょうか。そのかわり液晶画面が小さい。固定式のFZ7が2.5型やH5が3.0型なのに対して、S3 ISは2.0型です。前モデルのS2 ISが1.8型だったけれどS3 ISでは2.0型と大きくした、とはいうんですけど、その両機種をデスクに並べて見比べたのですがぱっと見ただけではほとんどわからないほど。1.8型も2.0型も五十歩百歩、どんぐりの背比べ、てな感じです。2.5型や3.0型のデカさに比べれば、どうしても見劣りしてしまいます。
メインスイッチのON/OFFの操作性、グリップのホールディング性、EVFの視認性、などは改善されずそのままでした。
500万画素のS2 ISをそっくりそのまま流用して600万画素に仕上げたのがこのS3 ISです。S2 ISからの“改善点”といえば (おもなところでは) 画素数、モニターサイズのほか、最高ISO感度がISO400からISO800になったこと、記録画像のアスペクト比が3:4のほか16:9も選べるようになったこと、撮影後のレタッチマイカラー処理ができるようになったこと、スポーツモードを選ぶと一眼デジタルのAIサーボと同じように動体に連続的にピントをあわせて撮影ができるようになったこと、などでしょうか。でも逆に、わずかですが連写枚数が減ったり (2.4コマ/秒から2.3コマ/秒に) 、単3型アルカリでの撮影枚数が減ったり (約130枚から約110枚に) もしました。
ところで、このS3 ISは2ヶ月ほど前のPMAで発表されていたのだけど国内の正式発表はつい先日でした。ソニーのH5の“一日あと”でした。ナンだかヘンだなあ、と思っておったのですが、手ブレ補正機能を内蔵した12倍ズームレンズのスペックを見ると“ほとんどソックリ”なんですよ、これが。ま、大人の世界はいろいろな“取り引き”があるんでしょうねえ…。
2006年4月23日(日)
2006年4月24日(月) R-D1sのシルバーモデルはどうしたのかな……
エプソン・R-D1s + リコーGR 21mmF3.5 シルバーモデルの“R-D1s”をおおいに期待していたのだけど発表されたカメラを見てシルバーモデルがないことにかなりガッカリしました。R-D1からR-D1sにモデルチェンジされて、そのバージョンアップされた内容についてはほぼ予想どおりでした。メカ的な変更、改良はハナから無理だろうと思っておりましたから、問題はさて価格がどうなるか、でした。その価格も、まあ妥当なところでした。旧R-D1ユーザーとしては (ぼくも、だ) いささかクヤシく感じさせるほどに、じょうずに (カネをかけずに) 改良して、旧型よりもずっと使い勝手を良くして価格も安くしております。
で、R-D1sの改良点の内容を見ると、ほとんどはファームウエアのバージョンアップでナンとかなりそうな気もするのだが ―― 一部分、ハード的な改良もあるようだが ―― 旧R-D1ユーザーに対してのバージョンアップサービスについてはまだナンにもアナウンスしてくれない…。それにしても、シルバーモデルはぜひ欲しいなあ、見てみたいなあ。
R-D1sでは、撮影直後に液晶モニターにクイックビュー表示できるようになったこと、RAWとJPEGと同時に記録できるようなったことがぼくにとってはいちばんイイことでした。画質も旧R-D1よりも心なしか良くなったように感じました。とくに高ISO感度時や長秒時の画質向上が目をひきました。また、ぼくはあまり多用しないけれどRAWで撮った画像をPhotolier 2.1で現像するときに画像の補間処理をして (一般に言われているような補間処理ではない、とエプソンはいってましたけど) 約1354万画素相当の大きな画像に仕上げることもできるようにもなりました。
ところでR-D1sの話ではなくてM型ライカのことだけど、先日、ちょっとしたレセプションがあってその時にライカカメラジャパンの知り合いに、半分冗談で「M型ライカのデジタルカメラを秋のフォトキナで正式発表するんだって?」と聞いたのですが、すると「ええ、発表しますよ」と当然のごとくしれっと返事をしました。「ええっ、ほんとに?」とぼくは驚いた。そのことはすでに“常識”で、知らなかったのはぼくだけ、だったのかなあ…。
2006年4月25日(火) 画質もいい、良く写るカメラです
オリンパス・μ720SW 水中3メートルまでの防水撮影機能と、約1.5メートの高さから落下しても壊れない耐衝撃性を持ったスタイリッシュなコンパクトデジタルカメラであります。まぎれもなくヘビーデューティーなカメラ、ですが外観を見るととてもそんなハードでタフな印象がない。ごくごくフツーのコンパクトカメラだ。水の中に落としてしまったり高いところから落ちてしまえばすぐに壊れてしまいそうなカメラ、なーんて感じがしてしまうスタイルなんだけど、それが大丈夫、てところがミソ。屈曲型の3倍ズーム内蔵の700万画素カメラです。水中3メートルまでの防水とは、3メートルまで水没させても大丈夫というのではなく (その程度の防水機能を持ったカメラならホカにもある) 、3メートルの水中でその水圧を受けながらズームしたりシャッターボタンを押しこんだりメニューを見て設定を変えたり、てことができるということだ。それがどーした、なんてこと言う人は水の怖さを知らないのだ。
約1.5メートルの高さから落としても大丈夫、とはいうけれど、いちおう条件としてはラワン材、つまり木の床の上に、ということになっている。おそらくコンクリートの上に落としても壊れることはないとは思うけど (オリンパスに聞いたけど笑って答えず) カメラのどこかにキズが付いてしまうでしょうね。なおμ720SWほどの耐衝撃性を持ったカメラはフィルムカメラでもなかったものでたぶん“世界初”でしょう。そんなヘビーデューティーなカメラなんだから、その写りはそこそこじゃあないの、と思う人もいるでしょうけれど ―― じつはぼくはそう思っていた ―― なんの、これがよく写る。画質も良い。いや、大変に良い。高ISO感度の画質もよろしい。…これはちょっと意外だった。
ところで、使用説明書を読んでいて知ったことなのだが、水中3メートル撮影の機能を確実に保証するには一年に一度、防水用ゴムパッキンを交換することを“推奨”するとのことでした ―― 水中撮影をするフォトグラファーにはこんなこと常識なのだそうだ。で、その費用はというと約8千円ぐらいだそうで、これまた意外や、ランニングコストのかかるカメラでもあるんですねえ。
2006年4月26日(水) S3 ISと比べると、H5がすべてで“勝ち”です
ソニー・Cyber-Shot DSC-H5 H5はこうした高倍率ズーム内蔵の一体型一眼カメラとしては、とてもよくできたカメラです。使い勝手もすこぶるよろしいです。キヤノンのPowerShot S3 ISやパナソニックのLUMIX DMC-FZ7と比べてみてもダンゼン、このソニー・H5がイイです。しいて“不満点”をあげるとすれば、高ISO感度での画質をもう少し工夫してくれればよかったのにと思ったことと (通常ISO感度の画質は文句ない) 、液晶モニターがあまりにもキレイに見えすぎて (まったくもって贅沢な注文なのだが) カメラのモニターで見る写真と、たとえばPCのディスプレイで見たときの写真との“落差”が大きすぎることぐらいだ。ともかく、このテのカメラとしては完成度はひじょうに高い。
S3 ISと、部分的そして総合的に比べてみただけでも、H5の優れていることがよくわかる。電子ビューファインダーは実際に両機種を見てみれば一目瞭然。だんぜんH5がイイです (というよりもS3 ISが悪すぎる) 。S3 ISが約11.5万画素なのに対してH5は約20万画素、といった数値以上の違いがある。液晶モニターはS3 ISがバリアングル式の2.0型11.5万画素に対して、H5は固定式だが3.0型 (デカい) で23万画素 (キレい) だ。そのうえ、H5の液晶モニターは広視野角。だから、たとえばH5を手に持っていっぱいに腕を伸ばして下からモニターを見上げてもよーく見える。これならバリアングル方式でなくてもいいや、と思ってしまう。モニターの大きさ2.0型と3.0型とは比べるのも酷なほど違う。小さなことだが、EVFと液晶モニターの表示切り替えをするとき、S3 ISはディスプレイボタンを何度も押さなければならないが、H5は専用ボタンをワンプッシュするだけでよい。じつにスピーディーに切り替えができる。電池はどちらも単3型乾電池だが、S3 ISは4本使用するがH5はたった2本だ。それでニッケル水素電池なら約340枚写せる (ちなみにS3 ISは4本で約550枚)。S3 ISがH5より優れている点といえば、動画撮影中にリアルタイムで静止画の撮影ができたり、静止画撮影モードでもワンタッチで動画撮影モードに切り替えられること、ぐらいなんよなあ。